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ユネスコ無形文化遺産「八代妙見祭」! 約380年の歴史を持つ、絢爛豪華な祭りが、11月22・23日に開催!

 

 

熊本県の八代妙見祭保存振興会が運営する「八代妙見祭」が、 平成30年11月22日(木)、 23日(水)に開催される。

 

 

熊本県八代市で開催される八代妙見祭は、  約380年の歴史がある。

14世紀以降、 八代神社近隣には支配拠点である古麓城(国指定史跡)があり、 政治・経済・文化の中心だった。

相良氏が八代を治めた16世紀にはすでに下宮から中宮への神輿の神幸、 神楽、 流鏑馬などの祭礼がおこなわれていたと古文書に記載が残る。

その後衰退していた祭りを復興したのが1632年に八代城に入城した細川忠興(三斎)。

忠興は自ら製作した神輿や神馬を奉納するなどの祭りの振興に尽力し妙見祭の礎を築いた。

 

 

 

 

江戸時代はじめ八代城は現在の位置に移され、近隣の物資が集まり長崎や上方との貿易で賑わったと伝わる。

八代妙見祭は、当時の町の繁栄を背景に、獅子舞や笠鉾、 亀蛇など贅を尽くした出し物が奉納され町人が作り上げる祭りとなり、 町人文化が花開いた元禄の頃(17世紀終わり)には、現在と変わらない豪華絢爛な神幸行列が完成したといわれている。

笠鉾(かさぼこ)や獅子舞、 亀蛇(きだ)など趣向を凝らし贅を尽くした出し物が奉納されるようになり、 次第に豪華になっていった。

当時の祭りの様子が江戸時代(19世紀初頭)の絵巻物に描かれとり、 現在の神幸行列はそれを忠実に再現している。

行列には40もの出し物が参加し、 約1,700人が6キロの道のりを練り歩く。

静々と荘厳な雰囲気の中進む行列とは対照的に獅子や亀蛇、 飾馬など勇壮に披露される演舞、 町人文化と武家文化が融合した絢爛豪華な神幸行列は現代に甦る時代絵巻だ。

 

 

 

 

各町内から奉納される笠鉾は全部で9基。

傘のような構造で、 欄間や水引幕などの飾りは中央の1本の柱によって支えられており、 200~300個の部材を釘を全く使わずに組み立てている。

笠鉾の形はひとつひとつ異なり、 子孫繁栄や商売繁盛などそれぞれにおめでたい意味が込められており、 簡素な傘型から次第に豪華さを競い複雑になったと考えられている。

高さは5m近くあり台車に載せて曳き回したり担いで練り歩く。

笠鉾は祭りにあわせ毎年組み立て、 祭りが終わると解体。これを200年以上繰り返し、 修理を重ねながら今に受け継がれている。

 

 

 

 

今も笠鉾を奉納し続ける9基は、 宮之町の菊慈童(子どもの仙人)、 本町の本蝶蕪(本町を示す「本」の字と蝶、 そして蕪)、 二之町の蘇鉄、 新町の西王母(仙女)、 紺屋町の猩々(架空の動物)、 中島町の蜜柑、 徳淵町の恵比須、 平河原町の松、 塩屋町の迦陵頻伽(極楽に住む、 上半身が人、 下半身が鳥という想像上の生き物)です。  9という数字はひと桁の数のなかでも最大のものということで古来から吉数とされ、 笠鉾の幕にも九つの星をデザインした九曜紋があしらわれていることから9つの町が揃って笠鉾を出すことに意味があると考えられていたようだ。

 

 

 

 

神幸行列(お上り)は午前7時半に市中心部の塩屋八幡宮を出発し、 約6キロ先の八代神社(妙見宮)を目指す。

行列経路の沿道ではどこでも見物できますが、 八代神社近くの砥崎河原には演舞場を設けている。

獅子舞や亀蛇のほか40すべての出し物がご覧になれます。 笠鉾の勢揃い、 勇壮な飾馬の馬追いなども必見です。 演舞場には有料桟敷席もある。

 

 

 

 

また、 ユネスコ登録による妙見祭への関心の高まりと、 八代港へのクルーズ船の寄港急増により、 外国人観光客を含む来訪者の増加が予想されることから、 国内外からの来訪者に対し八代妙見祭の魅力を効果的に発信するため、 八代妙見祭の歴史や見どころ、 神幸行列に参加する出し物等について画像やテキスト、 音声ナレーションによる解説を行う「八代妙見祭音声ガイド(日本語・英語・中国語簡体字・中国語繁体字・韓国語)」を導入している。

 

 

 

 

 

スケジュール

11月22日 神幸行列お下り (午後2-4時、 八代神社(妙見宮)~塩屋八幡宮)
11月22日 御夜(前夜祭) (午後5時半-8時半、 本町アーケード街一帯)
11月23日 神幸行列お上り (午前7時半-午後5時、 塩屋八幡宮~八代神社(妙見宮))7時半~塩屋八幡宮出発、 8時半~やつしろハーモニーホール、 9時~JR八代駅前(演舞)、 11時~八代神社(妙見宮)、 12時半~砥崎河原(演舞)

 

 

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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