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2019年3月23日(土)より大山エンリコイサム展を開催!今回初公開となる、横幅9mにおよぶ新作も展示。

 

 

箱根にあるポーラ美術館は、 2019年3月23日(土)から7月28日(日)まで、 現代美術展示スペース「アトリウム ギャラリー」において、 大山エンリコイサム「Kairosphere」展を開催する。

 

 

ニューヨークを拠点に活動する大山エンリコイサムは、 「クイックターン・ストラクチャー」と呼ぶ表現を用い、 制作を続けるアーティスト。

「クイックターン・ストラクチャー」とは、 地下鉄や都市の壁などにかかれたライティング(グラフィティ)の文字や色彩を取り除くことで見えてくる描線の型「クイックターン」を使用して画面を構築する、 大山独自のスタイルです。 彼は過去15年間にわたり、 カンヴァスや壁、 ファウンド・オブジェクト、 さらにコム・デ・ギャルソンとのコラボレーション(2011年春夏パリ・コレクション)では衣服など、 多様なメディアに「クイックターン・ストラクチャー」を展開してきました。

 

 

 

 

国内初の美術館での個展となる本展では、 初公開となる新作の絵画《FFIGURATI #207》(2018年)を展示いたします。 縦244cm、 横幅914cmという過去最大の絵画作品は、 15年間の制作活動で積み重ねられてきた「クイックターン・ストラクチャー」の集大成とも言える。

また、 彼にとって制作の節目となった、 アクリルを用いた立体作品《FFIGURATI #9》(2009年)も併せて展示する。

本展タイトルの「Kairosphere」(カイロスフェア)は、 「kairos」(時間)と「sphere」(圏)を組み合わせた大山による造語です。 「kairos」は主観的な時間の概念であり、 彼が制作のプロセスの中で感じた内面的な時間を表している。

また「sphere」は「stratosphere」(成層圏)や「atmosphere」(大気圏)といった語の接尾辞ですが、 彼はこれを気体のように不定形かつ流動的な空間と定義した。

これらを組み合わせた「Kairosphere」には「緩やかにふくらむ、 時間と空間の圏域」という意味が込められています。

このタイトルに示されるように、 本展覧会では「クイックターン・ストラクチャー」が作品の物理的な枠と制作の時間を超え、 空間全体に満ちていくようなインスタレーションをご体感できる。

 

 

大山エンリコイサム
1983年、 東京生まれ。 慶応義塾大学卒業後、 東京芸術大学大学院修了(2009年)。 エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを翻案したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」をベースに壁画やペインティングを制作する。 ポーラ美術振興財団在外研修員としてニューヨークにて研修(2013年)。 主な個展に「Improvised Mural」 ロンドン芸術大学チェルシー校(ロンドン、 2015年)、 「Windowsill」 ルミネゼロ(東京、 2017年)、 「Ubiquitous: Enrico Isamu Ōyama」 マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(カンザス、 2017年)、 「Black」 タクロウソメヤコンテンポラリーアート(東京、 2018年)など。 著書に『アゲインスト・リテラシー―グラフィティ文化論』(2015年、 LIXIL出版)。 現在ニューヨーク在住。

 

 

■大山エンリコイサム 「Kairosphere」
会 期:2019年3月23日(土)~7月28日(日)
会 場:ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団
協 力:Takuro Someya Contemporary Art

 

■同時開催 ポーラ美術館×ひろしま美術館 共同企画 「印象派、 記憶への旅」
東西を代表するポーラ美術館とひろしま美術館の印象派コレクションより、 モネ、 ゴッホ、 マティス、 ピカソなどの作品を一挙公開。
会 期:2019年3月23日(土)~7月28日(日)
*2019年8月10日(土)~10月27日(日) ひろしま美術館にて開催
主  催:公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館、 公益財団法人ひろしま美術館

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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