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世紀の巨匠たちと現代アートをテーマにした美術展が開催!!ポーラ美術展にて8月10日より、 新作インスタレーションなども初公開!!

 

 

ポーラ美術館は、 2019年 8月 10日(土)から 12月 1日(日)まで、 初の現代アートの企画展となる「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展を開催。

本展の開幕にあわせ、 立地環境を活かしたインスタレーションや、 ピカソ、 セザンヌなど当館のコレクションにインスピレーションを受けて制作された、 新作をご紹介いたします。

 

 

主要展示作品

水とうつろい

セレスト・ブルシエ=ムジュノ《クリナメン v.7》 × クロード・モネ《睡蓮》

セレスト・ブルシエ=ムジュノ 《クリナメン v.7》

2019年 Installation view: Pola Museum of Art (C) Céleste Boursier-Mougenot

写真:木奥惠三

クロード・モネ 《睡蓮》 1907年 ポーラ美術館蔵

 

 

セレスト・ブルシエ=ムジュノは、 展示室内の窓から箱根の緑を望む空間に作り出した円形のプールに、 大小の白い陶磁器を浮かばせ、 偶然の衝突を誘発する。

印象派のクロード・モネは、 画家を志したころから水に注目し、 後半生には自宅に睡蓮の浮かぶ池を造成して水面を繰り返し描いた。

水の流れや動きには、 古今東西を問わず、 思想、 文学や美術において、 「時のうつろい」の感覚が託されてきた。

ここでは、 二人の作家がそれぞれの時代に造りあげた環境の中で、 久しくとどまることのない水面のうつろいが捉えられている。

 

 

 

展示風景(一部)

 

 

本展初公開 新作作品

神秘の大地

アブデルカデル・バンシャンマ × ギュスターヴ・クールベ

 

 

アブデルカデル・バンシャンマ 《ボディ・オブ・ゴースト》 2019年

Installation view: Pola Museum of Art

写真:木奥惠三

 

ギュスターヴ・クールベ 《岩のある風景》 ポーラ美術館蔵

 

アブデルカデル・バンシャンマは、 ダイナミックな大地のヴィジョンをモノクロームのドローイングで表現。

文学や哲学、 土着信仰など多様な分野を参照しつつも即興的な身振りで、 変化に富む光と影の襞を縦横無尽に描き出し、 太古の遠い記憶を回顧する。

一方、 バンシャンマが敬愛するクールベは、 地殻変動の跡があらわな岩山や、 起伏のある土地を画題に求めて森を探索した。

自然界の持つ底知れぬ生命力に魅せられたアーティストたちは、 その魔力を筆にのせて驚くべき風景を描き出す。

 

 

ポートレート

渡辺豊 × ポール・セザンヌ、 パブロ・ピカソ、 レオナール・フジタ(藤田嗣治)

 

渡辺豊(展示風景)

2019年 Installation view: Pola Museum of Art

写真:木奥惠三

ポール・セザンヌ 《アントニー・ヴァラブレーグの肖像》 1874-1875年 ポーラ美術館蔵

 

 

描くことの原点、 さらにはリアリティを追究する主題として、 画家たちは肖像に挑んできた。

セザンヌ、 ピカソ、 フジタは、 アトリエでモデルと対峙し、 その存在を平面にとらえている。

ピカソは人物像に取り組む中で、 イメージの断片化と再構成を図る「キュビスム」の手法を生み出した。

渡辺豊は、 ピカソ、 セザンヌ、 フジタとそのモデルたちの「名前」をインターネット上に求め、 真偽の混じるいくつものイメージを参照しつつ、 「キュビスム」を想起させるポートレートを制作た。

渡辺の探究の成果として、 リアルでユーモラスなポートレートの現在形が呈示されている。

 

 

 

森を駆け抜けて

スーザン・フィリップス × 印象派 (展示場所:森の遊歩道)

 

 

ポーラ美術館 森の遊歩道

楽器や環境音、 自身の歌声などを用いて、 空間と物語、 音に関する作品を制作するスーザン・フィリップス。

土地の記憶や歴史といった複雑なコンテクストを、 独自の視点で構築的なサウンド・インスタレーションへと転換した作品は、 その空間を息づかせ、 鑑賞者の感情や記憶を豊かに喚起する。

本作では、 音楽の印象派とも称される作曲家ラヴェルの歌曲を題材とすることで、 ポーラ美術館のコレクションの核をなす印象派絵画との共鳴を生みだした。

楽曲から笛(フルート)の音色を抽出、 それを音階ごとに解体し、 それぞれの音を11のスピーカーから個別に響かせます。

 

「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展

ポーラ美術館の企画展としては初めての、 現代美術の作家たちを本格的に紹介する展覧会。

展覧会タイトルである「シンコペーション」(切分法)とは、 音楽において、 軸となる拍の位置を意図的にずらし、 リズムを変化させることで楽曲に表情や緊張感をあたえる手法だ。

空間全体に広がるインスタレーション、 音、 映像作品、 野外展示など、 現代の作家たちによる多様な表現は、 過去の巨匠たちの作品に今日的な光を当て、 感覚を揺さぶるさまざまなリズムをもたらす。

第一線で活躍する12組の現代作家たちと、 モネやピカソら近代芸術の巨匠とのセッションにより生み出される、 新たな共鳴と響きをご堪能いただきたい。

 

会    期: 8/10(土)~12/1(日) *会期中無休
開館時間: 9:00~17:00(最終入館は16:30)
所 在 地: 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
T  E  L: 0460-84-2111

オリヴァー・ビア《悪魔たち》(部分)2017年 フォーリンデン美術館蔵(ワッセナー、 オランダ)
Image courtesy of the artist and Galerie Thaddaeus Ropac (C) Oliver Beer Photo: Stephen White

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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