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幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限。草間彌生美術館にて、4月4日より開催中。

 

 

草間彌生美術館では4月4日(木)より、 展覧会「幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限」を開催。

1959年に発表した、 始まりも終わりもなく、 ただ網目が反復する絵画シリーズ「無限の網」。

抽象表現主義が隆盛するニューヨーク・アート界でその独自性が高く評価され、 草間は前衛芸術家としてのキャリアを彼の地で華々しくスタートさせた。

本展では、 「無限の網」シリーズの初期作品および当時の制作の様子がわかる写真・資料と最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に展覧。

無限の反復により、 時空を超越し永遠に生きる創作を試みる作家の多様な創作の軌跡を紹介する。

永遠の希求から制作された、 初公開となる梯子のインスタレーションや、 コズミックな色彩に彩られ、 無限で未知なる宇宙を想起させる日本初公開のステンレス製かぼちゃ立体作品もあわせて展示し、 謎に満ちた永遠で無限の広がりを持つ作品世界へと誘う。

 

 

 

 

展覧会の内容と見どころ

本展では、 前衛芸術家としての地位を確固たるものとした「無限の網」シリーズと最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、 無限の反復により、 時空を超越し永遠に生きる創作を試みる作家の多様な創作の軌跡を提示します。    

草間彌生は1957年に渡米、 シアトルでの個展を経て翌58年にはニューヨークへ移住します。 抽象表現主義が隆盛するニューヨーク・アート界に単身乗り込んだ草間は、 渡米時に初めて乗る飛行機で見た太平洋の波もようを、 始まりも終わりもなく、 ただ網目が反復する絵画として58年に完成させます。

1959年、 ニューヨークのブラタ画廊での個展で発表した絵画シリーズ「無限の網」は半世紀以上を経た現在においても草間彌生の代名詞であり続けています。

松本時代のドローイングにも抽象的なパターンは散見されますが、 大画面を同一モチーフで埋め尽くすスタイルは、 アクション・ペインティング全盛の当時のニューヨークのアートシーンの中に飛び込んでこそ生まれた表現であり、 草間にとっては美術界で勝負する切り札でありました。

同シリーズは発表と同時にその独自性が高く評価され、 のちにミニマリズムの先駆としても位置づけられることになります。

 

 

 

 

本展では、 2階ギャラリーにおいて、 「無限の網」誕生の頃、 1958年から61年までに制作された初期の「無限の網」の油彩画4点や水彩画2点とともに、 1961年のスティーヴン・ラディッチ画廊(ニューヨーク)での個展に展示予定であったが、 大きすぎて展示できず、 搬入時に急遽キャンバスを裁断して小さな画面に仕立て直した約10mの無限の網の切れ端や、 当時の制作の様子がわかるスタジオの写真や展覧会風景などの写真、 展覧会資料や当時の展覧会レビュー記事などとともに展示し、 その誕生の瞬間と反響をご紹介します。

 

 

 

 

3階ギャラリーでは、 草間が2009年以降精力を傾けて制作を続け600点に迫る作品数を誇る、 作家にとって最大の絵画シリーズ「わが永遠の魂」から21点を展覧します。

モノクロームの円弧のミニマルな無限の反復である「無限の網」に対し、 爆発的な色彩による大胆な筆遣いで有形無形の森羅万象を描く「わが永遠の魂」は、 形式においても主題においても、 バリエーションの豊かさが際立つシリーズです。

「無限の網」と「わが永遠の魂」、 この2つの草間にとって最重要といえる絵画シリーズをあわせて展覧することで、 ただひたすらな反復とその集積を核とする草間のシンプルで強固な創作活動の驚くべきバリエーションをご紹介します。

 

 

 

 

子供の頃から自殺未遂を繰り返してきたと語る作家にとって、 死は常にそこにあるもの。

近年の創作においては、 そうした独自の死生観があいまって、 反復は空間と同時に時間の無限性、 永遠の希求へとつながっていきます。

 

 

 

 

4階に展示するインスタレーション《天国への梯子》においても、 上下の合わせ鏡が、 梯子を天国と地獄へと永遠に繋がるように見せ、 空間と時間が無限に拡張しその作品世界は永遠性を獲得します。

そうした無限に拡張する時間と空間への意識は、 更には、 近年の金や銀、 銅色といったコズミックな色彩に彩られ、 タイトルやモチーフに宇宙を想起させる作品制作へとつながります。

 

 

 

 

5階の屋上ギャラリーにはそうした作品の一つ、 日本初公開作品であるステンレス製のかぼちゃの立体作品を展示し、 鑑賞者自身の鏡像がかぼちゃに映り込む無限の広がりを持つ作品世界に鑑賞者を没入させます。

 

 

 

 

開催概要

タイトル   「幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限」

会期      2019年4月4日(木)− 2019年8月31日(土)

開館日     木・金・土・日曜日および国民の祝日

開館時間      11:00~17:30

休館日     月・火・水曜日

入場時間

1.11:00~12:30 (11:30までに入場)

2.12:00~13:30 (12:30までに入場)

3.13:00~14:30 (13:30までに入場)

4.14:00~15:30 (14:30までに入場)

5.15:00~16:30 (15:30までに入場)

6.16:00~17:30 (16:30までに入場)

観覧料一般 1,000円(税込) 小中高生 600円(税込)

*未就学児は無料。 団体割引の設定はございません。

入場は日時指定の予約・定員制(各回90分/定員70名)

毎月1日10:00(日本時間)に当館webサイトにて翌々月分のチケット発売開始

美術館webサイト www.yayoikusamamuseum.jp

※当日券はございません ※チケットは美術館webサイトのみで販売しています。

※天候等により安全が確保できない場合は、 5階を閉鎖いたします。 予めご了承ください。

 

 

 

 

関連プログラム
講演会
未定(決定次第ウェブサイトにてご案内いたします)
ギャラリートーク
日時 4月6日(土)、 27日(土)
5月4日(土・みどりの日)、 18日(土)
6月1日(土)、 15日(土)
7月13日(土)、 27日(土)
8月10日(土)、 24日(土)
時間 14:15~
場所 3階ギャラリーにて
料金 聴講無料(予約不要・要観覧料)13:00~および14:00~のチケットをお持ちの方が対象となります。
こども向けワークショップ  「だれかの顔をかいてみよう!」

 

日時

4月14日(日)→ ※受付終了

5月5日(日) →〆切4月14日(日)

5月19日(日)→〆切4月28日(日)

6月16日(日)→〆切5月26日(日)

7月14日(日)→〆切6月23日(日)

8月11日(日)→〆切7月21日(日)

8月21日(水)→〆切7月31日(水)

時間     09:45~10:45

場所   草間彌生美術館1階

料金   無料

募集人数 小学生12名

 

応募方法
美術館webサイト<EVENT/NEWS>をご覧いただき、 必要事項を記入し、 各締切日までにedu@yayoikusamamuseum.jp へお申し込みください。

応募多数の場合は抽選となります。

美術館のチケット購入とは別になります。

チケットをお持ちでない方もワークショップにご参加可能です。

 

 

 

 

草間彌生美術館
開館日:木・金・土・日曜日および国民の祝日  
日時指定の予約・定員制(各回 90分)
毎月1日 10:00 (日本時間)に美術館 web サイトにて翌々月分のチケット発売開始
www.yayoikusamamuseum.jp
※当日券はございません ※チケットは美術館 webサイトのみで販売しています。

 

 

 

 

 

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