人生100年時代を楽しむ、大人の生き方 Magazine

ダイエットは、体重よりも体型。我慢や無理のない楽痩せで、人生激変!

 

みなさんがダイエットを始める理由はなんですか?

プロポーションドクターの異名を持つ蓮水カノンさんはかつてポッコリお腹を抱え、無茶な食事制限やキツイ運動を繰り返してはダイエットに失敗。

痩せたい気持ちを持て余し、仕事も結婚も上手くいかず、自己嫌悪に陥る日々が続いていたそう。

そして女の節目・30歳を目前に「補正下着」に出会い、「大切なのは体重じゃない、体型だ!」と開眼。生来のオタク気質もあって、理想の体型を手に入れる方法を開発すべく、自らの体を使った実験と分析に突き進みます。

世の女性たちの美しいプロポーションづくりをサポートする蓮水さんに、「無理なく痩せるダイエット」とは何か、ご自身の実体験も交えたお話しを伺ってきました。

 

 

 

 

──「生大根ダイエット」「なでるだけダイエット」「こうして食べれば太らない」など、蓮見さんのダイエット本は実践しやすく効果が高い印象があります。

しかも、ご自身の体を使って実験・分析をされてきたというから驚きです。

 

オタクなんですよ。プロポーションオタク(笑)。

何を食べたら体のどこに脂肪がつくのか。どんな風にふれたら体に変化があるのか。

そういうのを自分で体験してみないと気が済まない性格なので……ホントにオタクですね!

 

──オタク気質は、ダイエットではどのように発揮されていますか?

 

データが描く曲線が大好きなんです。

20代の頃はエンジニアをしていましたが、あの頃もパソコンでデータを相手に仕事をしていましたし、今もそれは変わりません。

ダイエット中に、グラフで体重や体脂肪の記録をとることってありますよね。

予測線と実際のデータが描く線が交差したら……もう最高!

上昇なの?下降なの?トレンドラインも引いちゃう!……という感じで、データ大好き、グラフ大好き!

 

──なるほど(笑)。

濃厚なデータ分析によって、信頼度の高いダイエットメソッドが導き出されているんですね。

スラっとした美しいプロポーションをされている蓮見さんですが、昔は体型にお悩みがあったのだとか?

 

私はず~っとお腹ポッコリ体型に悩まされてきましたし、ひどい便秘体質でもあったんです。

便秘が重症のあまり、気絶して病院に搬送されてしまったことが……。

お医者さんに「最近、お通じは?」と聞かれても、うんちが出た記憶が思い出せないくらい。

今は毎日うんち日記をつけて、何時にどれくらい出たか記録していますけど、当時はひどい状態でしたね。

「痩せたら」「あと3キロ体重を減らしたら」そうすればお腹が引っ込むはず、という考えでカロリー制限やジム通いをしていたんですけど、ちっともお腹が引っ込まない。

人生もうまくいっていなかったし、ポッコリお腹が「ダメな自分」の象徴のように思えていました。

 

 

 

 

──ダメな自分とは、厳しいですね。

当時はどんな生活を送っていたのでしょう。

 

30歳手前で、結婚も仕事もダメになった時期でした。

年齢の下一桁がゼロになるとき、30歳、40歳、50歳など、人生に大きな動きが巻き起こる人は多いでしょ?

当時の私は人生どん詰まり。仕事はシステムエンジニアで残業尽くし。

そもそも部活に熱中していた文系の私が当時のIT業界に入ったわけですから、慣れないことばかりで仕事に追いつくのに必死。

どんなに体調が悪くても「休むな!」という状態でした。パソコンにへばりついて、データ分析に明け暮れる毎日です。

 

──今日お会いしてみると蓮水さんって綺麗で楽しくてハッピーな方だなと思うので、意外です。

当時の自分と今の自分、全然違いますか?

 

すっごく性格が悪かったと思います。なんといっても、笑顔が少ない。

旅行に行っても無感動。思い返してみるとヤバいですね。ろくに食べないし眠らない。

仕事に関する本を読み始めて眠るのを忘れてしまう、悩み出したら寝つけない……ということがざらにありました。

布団に入って眠るということが当たり前ではなかったんです。

仕事では、エンジニアとして技術的についていくのに限界も感じていました。

だけど仕事も職場もとても好きでしたよ。だからこそエネルギーすべてを職場で使い果たしてしまい、家では何もすることができなかった。

 

 

 

 

──うつ、のようにも思えますね。

頑張り過ぎちゃったのでしょうか。

 

今考えるとそうかもしれないですよね。

部屋をちゃんと片付ける、ちゃんと寝る、ちゃんと食べる。

そういうことができない自分は「だらしない」「ダメなんだ」と思うようになっていきました。

おまけに私の周りには、美人でスタイルがよくて頭もいい女性がたくさんいたんです。

「自分はハズレ」「私だけダメな奴だ」と、自己評価がダダ下がり。

 

──う~ん、ツラい!自己評価が低く、自己嫌悪に陥ってしまったとは。

結婚を予定していた彼氏がいたということですが、愛してくれる人がそばにいても、自分を好きにはなれなかった?

 

恋愛は、最初はいいんですけどね……。

一緒にいる時間が長くなるにつれてギスギスしてしまいました。

当時の私は食生活が雑で、洋服やメイクも手抜き。

いわゆるかわいい女の子ではなかったんです。

口のきき方も強めでした。

特に食事を楽しめないというのは大きかったと思うんです。

ポッコリお腹がコンプレックスでしたから、痩せるためにカロリーを気にしてばかりいて。

低カロリーなお菓子のようなものは食べるけど、栄養バランスやおいしい食事、くつろぎある食卓を大切にするという意識がなかったんです。

 

 

 

 

──食事にかける価値観のすれ違い。

これって実はすごく重要ですよね。

 

ダイエットに苦しんでいる人はケーキを目の前にして「食べたいけど、太っちゃう」と悩みます。

ビュッフェに行っても「太っちゃう」と思いながらお皿に手を伸ばす。楽しくないですよね。

そんな女性を前にして食事をする男性だって楽しくないです。

「ラーメン行こうよ!」「うん、行こうよ!」と言いあえたらすごく楽しい。

「あのトンカツのお店、おいしかったよね」「うん!また一緒に行こう!」と約束できたらすごく嬉しい。

食べることは、初めてのデートであったり幸せな家族のかたちであったりしますから。

 

──あぁ!心に刺さる!20代後半、食事をおろそかにしてしまった蓮水さんは、当時の彼氏とは……。

 

お別れすることになりました。

職場でもプライベートでもマイナス査定をつけられているような気分になり、さらに自己評価が低くなっていましたね。

ある日、友人に勧められた本の中に「自分を愛しなさい」という言葉を見つけ、ブワ~っと号泣!そこからもっと外に出るようにしてみたり、いろいろな人とコミュニケーションするようにしてみたり。

そして、とあるエステに行ったんです。今まで貯めてきたお金を自分のために使おうじゃないかと思って。

マッサージの施術を受けたんですが、エステティシャンの方が美容グッズを紹介するじゃないですか。

そのなかに補正下着がありました。

 

 

 

 

──補正下着というと、高い着圧でボディラインをキープしてくれるインナーウェアですね。

 

ガードルなど締め付ける下着は好きではありませんでした。

人生初の補正下着です。全身スーツみたいなもので抵抗があったのですが、着てみたらまぁびっくり! ポッコリお腹がすっきりしたんですよ。

ダメな自分の象徴だったポッコリお腹がぺたーん!となったわけです。

食事制限してもダメ、運動してもダメ、ダメダメな自分の象徴だったポッコリお腹をどうにかしてくれたのが「パンツかよ!」と衝撃を受けました。

 

──たしかに! 食事制限と運動こそがダイエットの王道とされますから、盲点かも。

 

「私が欲しいのは、お腹ぺったんこの体なんだ。体重じゃない、体型なんだ!」と気づきました。

体重が減らないのが悩みの種だと考えていましたが、それは勘違いだったんです。

私が欲しいのはお腹ぺったんこな体型であり、綺麗な女性らしいプロポーション。

体重が問題ではなかったんです。

しかもそれを解決したのがパンツ……。

運動や食事制限のような行動ではなく、「かたち」だったなんてショックでした。

それからというもの、あらゆる下着を探し始めるようになりましたよ!

 

 

 

 

──さすがオタク。一気にベクトルが補正下着に向いたんですね。

 

エステの帰り道、すぐに百貨店の下着売り場に駆け込みました(笑)。

でも「コレだ」と思うものはなかった。

インターネットで海外からガードルを取り寄せたり、とにかくいろいろ試しました。

夜な夜な、鏡の前で補正下着を体につけて「このお肉が、もっと上にあがればいいのに!」と体を撫でまくりました。

すると、一週間でウエストがマイナス5cm! バストがプラス3cm!高級ガードルが、一週間でゆるゆるになっちゃいました。

けれど体重は変わりなかったんです。

 

──そのときに「なでるだけダイエット」の可能性に気づいたんですか?

 

いいえ。そのときはとにかく私、頭にきちゃって!

 

──怒りというと?

 

世の中では「体重を落とせないデブはダメ人間」みたいな風潮がありますよね。

「私みたいに、太ってるからダメ人間なんだと思い込まされて人生を楽しめなくなっている人がいっぱいいるに違いない!」ってものすごく頭にきたんです。

太ってるから痩せなければいけないっていう考えがそもそも違った。

自分にあわない下着をつけて体にくいこませ、お腹がだんだんになっていて、さらにそれを間違った知識でつまんでいたらもっとぽっこりになってしまうんです。

これは、女性も男性も同じ。

たとえばいくら高級な下着、補正下着でも、自分の体に合っていないものをつけていたら効果はあらわれない。

そしてそれはマッサージも同じ。間違った触り方をしていたら、引き締まるどころか、たるむおそれもあります。

自分に合わない運動や、自分に合わない間違った食事制限をして、痩せるどころか太ってしまう人もたくさんいます。

間違ったダイエット、自分にあわないダイエット方法を選んでいるのに、効果が出るわけがない。

自分の体を知って、整える方法が分かったら、痩せられない自分はダメ人間って思う必要はなくなるんです。

自分にぴったりのコツが見つかれば、ダイエットはとっても簡単に効果が出て、とっても楽しいんです。

 

──自分にあった正しい方法を見つけることが大事なんですね・・・

 

ただし「どんな体型になりたいか」って、わからないものなんですよね。

雑誌など写真の中に綺麗な体型を見つけることはできるけれど、実のところわからない。

だって自分がそうなったことがありませんから。

私だってそうでした。当時、渋谷を歩いていたらビキニを着ているマネキンを発見したんです。

ポッコリお腹には絶対に着こなせないタイプのビキニ。

「これは無理だよな~」と思って通り過ぎたんですが……待てよ、と。

3歩戻って、そのビキニの写真を撮影し携帯の待ち受けにしました。

「絶対にこういう体型になってやる!」と決意したんです、お腹がぺったんこでくびれがあって、ビキニを着こなせるプロポーション。

これを目標にしました。

でも、目標に近づくためにはどうすればいいかがわからない。

だからいろいろな教室に入門したり、勉強したり、実際に体験しては試行錯誤を重ねました。

 

 

 

 

──プロポーションオタクの道を切り拓いていったんですね。

そうしてご自身でサロンを構えるまでに。

青山のスタジオでは、どんな風にレッスンをされていますか?

 

私のレッスンはこってり系ですよ~!一人の人とじっくりこってり。

だからたくさんの人に来てほしいとは強く願っていません。カウンセリングといいますか、おしゃべりの時間も大事だと考えています。

「痩せるにはどうすればいいか」を、理論にかたよらずにわかりやすく伝えるように気をつけています。

 

──たとえばレッスンではどんなお話を?

 

何をどう食べたらいいかというお話はしっかりするようにしています。

「悪いものを食べたから太る」のではなく「食べすぎているから太る」ということを、ほとんどの人はわかっているんです。

でも限度量をわかっていない。限度を超えた食べ方、飲み方をしている人が多い。

「出されたから食べなくちゃ」「お茶にはやっぱりケーキだよね」とかいろいろな理由をつけて食べすぎてはいませんか?

若い女の子だと、痩せたくても何を食べたらいいかわからなくなっている子が多いです。

40代以上になると、食事が自分のためではなく家族のためになりがち。

特に子供に合わせた食事をしているうちに10キロ増!というのは男女ともによくみられます。本当にあっという間!

 

 

 

 

──育ち盛りと同じ食事内容だと太るということでしょうか。

 

育ち盛りと同じ量というより、その子どもたちが残した食べ物を口にするでしょう?

食卓を片づけるために食べてしまう。すると食事量が二倍どころか何倍にもなっているのですが、自分ではなかなか気づいていない。

運動すれば痩せると思っても、太ったまま運動するから固太りしてしまうことも。

 

──言われてみれば……!

 

そんな風にお話しをしながら、二万人くらいのデータは見てきたと思います。

一人の人を十年以上見続けてきたケースもありますね。普通、ウエストのサイズって1か所ですよね。

私は、ウエストだけでも、6箇所はかります。

胃の中に入った食べ物の量、皮下脂肪量などあらゆる情報を収集します。

ウエストから足の甲まで、1mmの変化も見過ごしませんよ!

 

──データオタクの血が騒ぎますね。

 

数字的なグラフも好きですが、活字も好きですね。

行間を読むのが大好き!人生、嬉しいときも悲しいときもそばには本がありました。

だから体のことで悩んでいる人が私の本を手に取って、人生がいい方向に変わるのならすごくいいですよね。

そういう本がある、ということを知っているか知らないか。この違いが人生を左右することだってあると思いませんか?

 

 

 

 

──いい人生、素敵ですね。ダイエットに成功した女性に起こる変化というと?

 

「男性がやさしくなった」というのはよく聞きますよ。「彼氏ができた」「結婚が決まった」という体験談も。

それから、体調がよくなるのはとてもいい変化です。

自分の体を健康的にキレイにする食べ方、自分の体のやさしい触れ方。この方法がわかると体調がよくなりますね。

出すものは出して、ぐっすり眠れて、気持ちがよくなりますから。

自分のことをよく知って、自分の体を快適にする。

そうなるとちょっとくらい体に悪いものや太りやすいものを食べても、罪悪感だって大きくならないんです。

お酒だってそうでしょう。飲み過ぎはよくありません。

一方で、百薬の長と言われるように血流をよくします。

多すぎると悪くなる、というのは何でもそうですね。

こういったことを知りましょう。

どんな体型になりたいのか、食材は体にどう影響するのか、自分の限度量はどこなのか。

難しく感じますか? 大丈夫ですよ、

プロポーションオタクの私がこってりサポートしますから!

 

 

膨大なデータを駆使して、信頼できるダイエットメソッドを提示してきた蓮水さん。

体重に一喜一憂しがちなダイエットですが、プロポーションこそが重要なのだと力説していただきました。

ダイエットはひとりひとりで方法がちがって当たり前! 自分にぴったりの方法を見つけるのが重要だそう。

インタビュー第二回では、食習慣が決める脂肪の付き方の研究、理想の体型を手に入れた蓮水さんが思う幸せなどについて伺います。

 

写真:横山君絵 文:MOC編集部

 

 

 

 

 

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編集・構成 MOC(モック)編集部
人生100年時代を楽しむ、
大人の生き方マガジンMOC(モック)
Moment Of Choice-MOC.STYLE

 

 

PROFILE

蓮水 カノン

運動生理学、解剖学、心理学などを学び、東京都港区南青山で美容サロン「アジアンビューティースクエア」を経営。

バストアップ、ダイエット、脚ヤセなど女性の美をサポートし続けている美のカリスマ。

わずか8年足らずで3500人以上の体型改善に導いている。

著書も多く
美トイレ毒出しダイエット(メディアファクトリー)
夜 寝る前! なでるだけ☆ダイエット: 1(KADOKAWA / メディアファクトリー)
おっぱい浴&ブラジャー体操で 美バストになる!(メディアファクトリー)
7秒!美脚ポーズで魅せ脚ダイエット: 1(KADOKAWA / メディアファクトリー)
朝7秒 メジャーで測るだけ! 腹ペタ☆ダイエット: 1(KADOKAWA / メディアファクトリー)
一日7秒で腹は凹む(扶桑社)

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