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医療に“100%”はあり得ない! ロジカルシンキングで健康と向き合おう。大竹真一郎 医師 インタビュー【第2回】

 

 

健康をテーマにしたテレビ番組や雑誌の特集に、目が惹かれることがありますよね。「〇△さえすれば長生きする!」という シンプルな謳い文句はとても魅力的に聞こえます。 体験談が一緒に紹介されていたら「私も試してみようかな」とやる気満々に。しかし巷にあふれる健康法や極論は、本当に体にいい情報なのでしょうか。医療の問題点に真っ向から立ち向かう医師・大竹真一郎先生に、医療情報の見極め方や医師が置かれている環境について聞いてきました

 

 

──健康の在り方は千差万別。私たちにまず必要なのは、医療について「自分の頭で考える」ことです。しかしつい目がいきがちなのは、わかりやすいフレーズ。「薬は飲まなくていい」「病院には行くな」と言われると……。

 

たとえば、抗がん剤の使用は極論が起きやすいですね。かつては、がんの治療にはする必要のない、むしろやらない方がいいものがあったことは事実です。そして、極論の主張者によって、“しなくてもいいがん治療が存在しているという事実”が世の中に浸透し、患者さんの目を覚まさせた。このことは一定の評価をすべきなんです。しかし最新の医療の観点からいくと、もはやその主張は情報が古い。

極論の主張者が持っている専門的な知識は古く、研修医の時点で止まっているようなことさえ口にしています。本を出版しているけど、その中に書かれている情報は自分の主張を裏付けるものだけ。そんな結論ありきの話は、アンフェアでしょう。

極論を主張する方々を、僕は一定の評価をしてはいます。極論は、“しなくていい治療”をしていた患者を、その外側へ引っ張ってきた。だけど行き過ぎたんです。「治療は何もしなくていい」ところまで行ってしまったら、そこにあるのは思考停止です。そのせいで亡くなった患者さんがいるでしょう。治療を受けていたら助かったかもしれない人、薬を飲んでいたら長生きできたかもしれない人。ここまで来てしまったら、僕にとって極論は害でしかないんです。

 

──医療や健康は、最新の技術や研究結果が日々発表されているような分野でもありますよね。情報の更新スピードが速い業界です。そんななかで古い情報を主張し続ける人は、何らかの意図を抱いているのでしょうか。

 

極論や今の医療のメインストリームに逆らったことを口にしたら、「すごい! ヒーローの登場だ!」と持ち上げられちゃったからでしょうね。そのうち、引くに引けなくなったのかな。どこかで医者である自分自身から離れていってしまったのかもしれませんね。自分を強く持たないと正しい道は歩けませんから。彼らはどこかでダークサイドに落ちてしまったように見えるんです。

しかも世間に持ち上げられた一方で、医療界からは邪教とみなされてしまった。だから余計に頑なになってしまった側面もありそうですね。

そうして行き過ぎた結果、極論は患者さんから治療の機会を奪っている。害悪です。そんな状況を招いてしまったのは極論提唱者の心が弱かったからかもしれません。かつてのアナキン・スカイウォーカーが、やがてダース・ベイダーになったように。

たとえばポリープを放っておくと、がんになり得るということが(今の医学で)わかってきています。極論提唱者も昔は「内視鏡で腫瘍を取り除けるなら取っていい」と言っていたのに、最近はそれも否定しているようですね。

 

──極論をただ信じるだけでは、受けるべき治療の機会を逃してしまう。これは情報を見極めるうえで、意識しておかないといけない観点ですね。

 

日本の精神科医に対して、極論を主張する人も出てきています。精神科については、たしかに僕も思うところがあるんですよ。日本の精神科医は薬を使い過ぎのように思えます。患者さんが「眠れない」と訴えたからといって眠剤を過剰に処方する。僕からしたら考えられません。

薬を出しすぎる治療に対して、「薬を飲まなくていい場合もある」という事実を気づかせるまではいい。しかし「精神科医が出す薬はすべてダメ」と極論を言い出したらアウトなんです。

正解は、患者さんそれぞれにあるものです。やり過ぎていた治療から、患者さんの意識を引っ張り出そうとするのはいいけど、(その反動で)完全にダークサイドに落ちてしまう。

極論が患者さんの害になっているという事実や、そんな主張をする自分が狂っているということを、本人も多少はわかっているのでしょう。しかし、それを世間が持ち上げてしまうと止まらない。

 

 

 

 

──極論は、患者にも医者にも打撃を与えうる……。インタビュー第一回で大竹先生は「小選挙区制度で行われる日本の選挙では、医療が争点にならない。そこに医療の問題点がある」と指摘しました。日本の医療には早急に手を付けるべき課題がある、という事実が十分に認識されていないということかと思いますが……。

 

日本ではどんどん高齢者が増えていて、医療費がかさんでいますね。どこかで削減しないといけないし、そのことを考えなくてはいけません。

極論にみられる「治療をしない」という選択肢は、厚生労働省からすれば得かもしれません。高額な治療を受ける人が減ったら、医療費だって抑えられますから。だから極論が野放しにされているというのもあるのでしょうね。極論を鵜呑みにし、治療や薬を勧める医者に不信感を抱くようになってしまう患者さんもいるんですよ。治療の機会を奪うようなことは放置されていいはずがないのに。

 

──意図していなくとも、極論と国のメリットが合致してしまう場合もあるのですね。結果、医者に対する信頼が下がり、治療の選択肢は狭まることもある。

 

子宮頸がんワクチンもそうですね。辛い状況にある方はいますが、そういった症状と子宮頸がんワクチンとの間に因果関係はないと世界的に考えられています。「日本だけがワクチン推奨に取り組まないのはなぜか」と、WHOから指摘を受けているんです。

辛い状況にある人は助けないといけません。一方で、ワクチンを接種したい人たちからその機会や権利を奪っていいのか、という視点を持ってほしいのです。ワクチンを接種したい人、ワクチンによって病気の確率を下げたい人はいるということを理解しましょう。

ワクチン接種の機会を奪われた“今”があり、子宮頸がんに罹ってしまう“将来”が訪れるとしたら、誰が責任をとれるのでしょうか。ワクチン接種に反対をしている人は、そういった可能性をどのように考えているのでしょう。

日本はリスクをとりたくない社会ですね。言わば「今さえよけりゃいい」と思いがちで、将来の健康をきちんとは考えていない。これから先の健康よりも、現在の医療費が増大しないことが大事なんです。

 

──注目を浴びる情報は、センセーショナルなものや振り切ったものであることが多いように思われます。特にインターネットは情報収集をする際の手段として活用されています。

 

高揚し、行けるところまでいって取返しがつかなくなる。注目を集めれば、その情報の発信者はご飯を食べていけますし。

情報の受信者は、何がしかの“アンサー”は欲しい。だから、宗教のように誰かにすがるしかなくなる人が出てくるんです。宗教という言い方は適切じゃないかもしれないですが、教祖のような存在に頼って生きていくのが楽だという人もいますね。

すがった結果、不幸になる人が出てきているのが現状です。自分の頭で考えて、正しい知識を身に付け、自分のベストを探さなければ。ただし、医療オタクのような人は大体が間違った知識の方向へ行ってしまいがち。自分の頭で考えるのが難しいなら、信用できる医者に相談して治療法を選択していくというのがいいと思いますよ。

極論は明快な考えで進んでいくのでわかりやすいように見えるけど、医療ってそんな簡単なもんじゃないんです。みなさん、自分の体を守りたいのでしょう? それならば正しい知識を身に付けないと。

 

──インターネット上には情報があふれていますね。正しい知識はどこから身に付けるのがいいのでしょう。

 

ネットにある医療情報のうちは9割がインチキだと思っていいでしょう。正しい知識を身に付けたいなら、信用できるちゃんとしたまともな医者を、あなたのかかりつけ医にすることです。ですが、それがなかなか難しい。

ただ期待していてほしいこともあるんです。今の研修医は、しっかりとした教育を受けています。将来的には彼らが信頼できる医者になる。もしかしたら、彼らのうちの何人かはダークサイドに落ちちゃうかもしれないけれど……。多くの若い先生たちは、もの凄く勉強をして正しい治療のアプローチを習得している最中です。そういった若い先生に期待していただきたい。そしてその貴重なリソースを、国民のみなさんには大事にしてほしいんです。

 

 

 

 

──医者への信頼が揺らぎがちといいますか、世間からの風当たりの強い昨今ですが、教育環境は充実しているんですね。ですが、医者の世界は外側からは見えにくいもの。たとえば「医師会」ってどんな集まりなんでしょう。医療業界に大きな影響力を持っていたり、使用する薬の方向性を決めたり……?

 

違いますよ! 武見太郎(1904-1983。日本の医師であり、日本医師会会長を歴任。医師のみならず厚生労働省へも影響力を持つ人物とされた)の時代とはまるで違うんですから。医師会は、医者のただの親睦団体で公的な団体ではありません。加入者はほとんどが開業医で、勤務医はわずかばかり。そして、開業医は抗がん剤を使うことが少ないんです。開業医でもほんの一部は抗がん剤を使っているけれど、勤務医の先生方がメインの使用者ですね。

「抗がん剤を使わないようにしませんか」と、開業医が何かを主張することはできても、「この抗がん剤を使うんだ!」という風に決めることなんてできませんよ。こんな何の権力も持っていない親睦団体に何ができるのか。医師会が大きな力を持っているなんて、どんな陰謀論やねん……! むしろ厚生労働省のいいようにされてるんですよ。力関係でいうと、医者は本っっっ当に弱い。

医師“会”と称していても、一枚岩の団体でもありませんしね。弁護士会だと、弁護士免許を有している人がみんな加入していますよね。でも医師会は違います。任意加入で、ただの親睦団体です。集まってすることといえば「一緒に勉強しよー!」で、たまに「一緒にゴルフしよー♪」くらい。

都市部では医師会に加入しない医者も多いんですよ。勤務医にもこういう団体はありますが十分な力を持っているとは言えません。

 

──厚生労働省こそ、日本の医療をハンドリングしているんですね。

 

厚生労働省は平成29年に、風邪のときに処方される抗生物質について「風邪には抗生物質を使わないこと」と、お達しを出したんです。風邪に抗生物質を出しても効果はありません。これは、言い切ります。害しかないのです。

風邪の原因の90%はウイルス。そのほか、真菌(カビの一種)や細菌が原因であるケースもたしかに存在しますが、抗生物質を使っても治りが早くなったり重症化を防ぐことはできないんです。放っておいても治るウイルス性の不調を、風邪と呼んでいます。そこに抗生物質を投与しても無意味。だから「風邪には抗生物質を使うな」と厚生労働省も明示しました。

ただし厚生労働省は、小児科医に関しては少し違うことを言ったんです。「抗生物質を処方しなかった医者にはインセンティブを与える」としました。報酬改定ですね。処方した医者に罰則を与えるとはしなかった。僕はそういう医者は罰するべきだと思っています。間違った治療をしたときに罰されるのであれば、『医者はヤバいことをした』と自覚できるでしょう。風邪に抗生物質を処方するのは、それくらいダメなことです。

抗生物質を処方するなら、「どんな菌に対抗するためか」というロジックをきちんと考えないといけません。それなのに明後日の方向を見て抗生物質を出す医者はホンマ多い!

やたらめったら抗生物質を出さず、国の負担を減らした医者にこそ、適正なお金が支払われる。そういう方向に医療システムが進めば、医者のスキルもさらにアップするんじゃないかな。正しいスキルに基づいた治療をしないと稼げなくなるというシステムです。

 

──医者に限らずサラリーマンもそうですが、スキルアップには教育環境の充実が大きな要素のひとつになります。最近の研修医はきちんとした教育を受けていると、大竹先生は仰いましたが、医者の育成はどのようにされているのでしょう。

 

教育指定病院、臨床研修病院ではしっかりとした教育をしているところが多いです。現役の医者が指導しているのですが、研修医が「この病気なら、〇△の薬を使おうと思います」と言ったら、そのロジックを必ず説明させます。なぜ自分がその薬を選択したのかを、患者さんにちゃんと説明できるようにするためです。

毒にも薬にもなるものを与えるということは、患者さんを助けるかもしれないけど傷つけるかもしれない、両方の可能性を含んでいます。研修医がロジックを説明できなければ、指導医はその薬の使用を許可することはあり得ません。

ですが……、すでに世に出ている医者はそうとは限らないのです。薬を処方した理由をきちんと説明できない医者は、事実として存在します。

 

──徹底的なロジカルシンキングを教育しているんですね。では正しい医療のために患者側ができることはなんでしょう。処方に疑問を感じても、「その薬は飲みたくありません」というのも勇気がいる……。

 

たとえば、風邪をひいたからといってすぐに病院に行かないということ。風邪は薬では治らないんですよ。高熱が何日も続く、息が苦しい、咳が出て辛い、などの症状がみられるなら受診してください。ちょっと喉が痛い、鼻水が出る、熱が出たけどすぐ治まった、なんて場合は放っておいても大丈夫。風邪ならそのうち治るんです。

自然によくなる不調でも病院に行くから、ますますやぶ医者が儲かってしまいます。僕ら医者は風邪をひいたと思っても病院には行かないし、風邪薬も飲みません。鼻水や咳、熱が出るのは、体のシステムが体内からウイルスを出そうとするときに起こる反応です。その反応を風邪薬で止めてしまったら、治りが悪くなる可能性もありますよ。

ゆっくり休む、もしくは若ければ気合いで乗り切る。風邪にはこれに尽きます。肺炎をこじらせていたらどうするか? 風邪薬を飲んだって、肺炎は治せません。病院に行ったり抗生物質を飲むのはそういうときこそです。くれぐれも、症状に合った正しい抗生物質を出してくれる病院を選ぶんですよ。

 

──ひとつの病気に対して、複数の薬の選択肢があることも少なくありません。その場合も、数ある選択肢のうちから「なぜお医者さんは、私にこの薬を処方したのか」を患者は理解しないといけませんね。

 

そうです。血圧を下げるための治療を行うとしましょう。最初に選択される薬である“ファースト・チョイス”の降圧剤は、4種類あります。利尿薬、カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、ARB。以前はベータブロッカーいう薬も使われていましたが、ファーストチョイスからは外されました。4種類のなかでは、ARBが最も新しい薬です。そして、医者は新薬を使いたがる。製薬会社がプロモーションをかけてきますしね。製薬会社にしてみれば、古い薬を売っても大きな儲けにはなりませんが、新薬は高価です。

ただしARBは世に出て十年程度の薬です。これから先の十年、二十年の心筋梗塞をどう予防できるというのか、まったく見えません。ARBはACE阻害薬を改良したものですが、なぜ開発されたかというと理由があるんです。ACE阻害薬の副作用に、アジア人は空咳が出やすくなるという症状があります。アメリカ人を対象としたデータに従って投薬すると、アジア人には副作用があらわれてしまう。そこを改良したのがARBでした。

血圧の治療のゴールは、薬を飲んで血圧を下げることではありません。心筋梗塞や脳卒中を予防することです(MOCインタビュー第一回を参照)。ゴールにたどり着くには、「目的」と「方法」の設定が重要。病気を予防する(ゴール)ために、血圧を下げたい(目的)から、降圧剤を飲む(方法)のです。血圧を下げる効果を持っている薬でも適切に飲んでいなければ、方法が正しくありませんね。すると脳卒中を起こしてしまったり、副作用に苦しめられるということもあり得るんです。

 

 

 

 

──医者が薬を処方するときの判断基準というと?

 

ガイドラインが設定されていますので、指針的なものはあるんです。実際の現場では、それだけに則って治療をするのは、適切とは言えません。ガイドラインに則りつつ、一人ひとりの患者さんごとに治療をカスタマイズすることが望ましい。

ですが基本となるガイドラインを理解せず、無視している医者の多いこと。血圧の治療に関するファーストチョイスの薬だってガイドラインに明記されていますから、きちんと勉強していればわかるんです。ちゃんとした真面目な医者なら、治療が持つメリットとデメリットと理解し、無茶苦茶な治療はしません。

ちゃんとしていない医者? 治療方法や薬が持つデメリットばかりを主張する医者がそうですね。そういう医者の主張を、メディアが大々的に取り上げるんです。そして患者さんは「あの医者とこの医者、言ってることが全然違う!」と混乱してしまいます。

こういった混乱はある程度、医療の現場が招いたといえます。「〇×という雑誌でこの薬を飲むなと言ってましたけど、なぜ私に処方するんですか!」と、医者に疑問をぶつける患者さんは少なくないようです。けれど僕の病院の患者さんにはいなかった。なぜなら僕は常に、治療の説明をしっかりとしているからです。患者さんは自分が受ける治療が持つメリットとデメリットについて理解してくれています。

 

──病院を選ぶなら、医者との信頼関係の構築も考慮したほうがいいんですね。そうしないと結局、患者が自分の頭で考えたり、わからないことを聞いたりするのは難しいまま。医療への理解が程遠くなってしまう……。

 

極論を取り上げた記事が患者さんから支持されてしまうのは、医者側にも反省すべきところがあるんです。どんな効果を期待しているかを理論的に説明できないと混乱を招きますし、平気で患者さんを傷つける。

ですから患者さんは、治療についてちゃんと説明をできる医者を選ばないといけません。みなさん、まずこのことを覚えておきましょう。

 

ちょっと待って! 薬を飲む前に確認したい3つのチェックポイント

□ 処方された薬のメリット、デメリットを医者は説明してくれましたか?

□ あなたは薬が持つメリット、デメリットを理解できましたか?

□ 治療を受ける際、あなたは「目的」と「方法」をきちんと設定できていますか?

 

 

──病院を選択するために患者側がすべき努力もあるということですね。飛び交う情報を鵜呑みにし、思考停止しては健康を損ねてしまう。なんだかロジカルシンキングは、健康法のひとつのように思えてきました。

 

インターネット上の医療情報は、どこかにお金が絡んでいることが多いんです。医者が発している情報だとしても、結局はサプリメントを売りたいがためとかね。

医療に関する情報リテラシーをあげていかないと。医療系の本ってたくさん出版されていますし、売れてますが……。『メジャーリーガーに“絶対”になれる本』って買いますか? 著者がイチローでも買わないでしょ。え? 買う? 『10億円儲けた方法』という本を買います? 僕だって興味はあるけど(笑)、買いません。だってそんなん、大抵はたまたまやん。

その本に書かれたケースではタイトル通りの結果が出ただけで、再現性はほぼないでしょう。それなのに『がんを100%治す!』と書いてあると、買っちゃう。

財務の知識やITリテラシーを十分に持ったインテリジェンス層も、例外ではないんです。すがってしまう。どにか自分が健康になるための抜け道がないか探し、ハマってしまうんです。そういう方が海外から祈祷師を呼ぶ、ということもけっこうありますよ。

治療には必ずメリットとデメリットがあります。デメリットを一切受けたくないというのは、医療行為を受けられないということです。日本人は医療に対して関心が薄すぎます。頭を使いたくないから、誰かのわかりやすい言葉の通りに行動してしまいがち。「努力しないで健康になりたい!」と思っても、そう単純には行かないんですよ。

 

ドキリ! とする問いかけの数々に、自分が医療に対していかに無関心であったかを気づかされた人も少なくないでしょう。関心を持っていた“つもり”のあなたも、今一度医療についてよく考えてみませんか? 次回のインタビューでは、現代医療が抱える問題点にメスを入れ、これからの日本が向かうべき方向性についてお話を伺います。

 

 

 

 

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医療の現場から、あえて警鐘を鳴らそう!崩壊するか、持ちこたえるか? 大竹真一郎 医師 インタビュー【第3回】

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
人生100年時代を楽しむ、
大人の生き方マガジンMOC(モック)
Moment Of Choice-MOC.STYLE

 

PROFILE

大竹 真一郎

1968年兵庫県生まれ。
高校を中退した後に大学入学資格検定(現、高等学校卒業程度認定試験)に合格し、神戸大学医学部医学科を卒業。
愛仁会高槻病院でスーパーローテート研修(多科研修)を行い、その後は消化器専門医として、けいゆう病院、辻仲病院柏の葉、平塚胃腸病院附属クリニックなどで通算1万例以上の内視鏡検査を実施し、研鑽に励む。

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