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梅毒が再流行、5年で10倍以上に!その「撲滅」へ向けたキャンペーンを展開!

 

 

ここ数年間で10倍近くに罹患者数が膨れ上がった梅毒について「梅毒の『撲滅』に向けた、新たな動き。

正しい知識と治療に関する理解推進キャンペーンを展開していく、医療コンサルティング会社、株式会社ミント・カンパニーが梅毒の現状を報告した。

 

 

原因不明? 梅毒の時ならぬ大流行に警戒を

国立感染症研究所などの調査によると、5年前の2014年には全国で500人程度だった梅毒の罹患者ですが、18年感染報告数が5811人と10倍以上に増加し、1999年以来で最高の数になっています。

わたくしたち夫婦は医師になって約20年となりますが、5年前までは外来で梅毒の患者さんを診察したことが一度もありませんでした。

ところがこの3年間、数日に1人くらいの割合で梅毒の患者さんを診察するようになりました。これは大まかに年間100人くらいの数に相当するのではないかという印象です。

なぜ急に梅毒にかかる患者が増えたのか。その原因については同研究所でも明確な理由を見つけられないでいるのが現状です。

 

 

ここ数年で東京や大阪など大都市圏を中心に、梅毒の罹患者数が急速に増えており、その数は過去5年間で10倍になったとみられています。

ミント・カンパニーを創業した代表取締役の辻ミント(医師・医学博士)と、その夫で同社専務取締役の辻和彦(医師・医学博士)は、夫婦で東京・新宿にある産婦人科にて勤務し、多くの女性と接してきた中で、前述のような梅毒の大流行に直面し、危機感を持って対策を訴えてきた。

 

 

梅毒に感染した場合

梅毒に感染すると、約3週間で菌が入った性器や肛門、口にしこりができる症状がみられます。

ただ、病院に行こうかどうか悩んでいる数日間のうちに症状が消えてしまうので、そこで一安心してしまう人も多くいます。

しかし、治ったわけではないため、1~3カ月後には全身に広がって手足や体幹に発疹ができます。

梅毒は昔から「治らない恐ろしい病気」だという通念がはびこっています。いまだに、梅毒にかかってしまったら「人生はもう終わりだ」と思う方も多いかもしれません。たしかに治療せずに放置すると、最終的には脳や心臓に合併症を起こしたり、妊婦の場合は流産や胎児の障害につながったりする恐れがあります。

しかし、現代では科学の発展により、梅毒の原因になっている「トレポネーマ」という細菌に抗生物質(ペニシリン)が治療薬としてよく効くことがわかっており、だいたい1~2カ月の治療期間で完治する病気なのです。

 

今後の啓発活動

「梅毒が増えている」という話は最近では若い女性にも伝わっているので、陰部にニキビのようなできものができると「梅毒じゃないでしょうか?」と慌てて病院にいらっしゃる方も多いのが現状です。また、これは女性だけの問題ではなく、統計上は男性患者数の方が数倍多いことも知っておくべき事実だと思います。

今や梅毒は誰でも身近にかかる可能性のある病気です。ただ、不治の病ではなくて完治できること、正しい知識を持って適切に治療すれば、感染の拡大を防げます。

そのことを、まずは日本最大の歓楽街である「歌舞伎町」などを抱えた新宿という街で事業を営んでおられる経営者にお伝えし、正しい知識を持つことが感染の抑制につながります。

良いパートナーシップを持てる相手との間に性感染症が入り込まないよう、お互いに知識を共有しあうことが大切だと理解してもらいたい。

 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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