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今、アラフィフが身に付けるべきは交渉術! 恋愛もビジネスもネゴシエイトで上手くいく!

 

 

婚率の低下、離婚率の上昇が目立つ現代日本では、男女の恋愛力がパワーダウン気味。

不況や雇用の変化などが原因と考えられていますが、ちょっと待って!「人の心」のやりとりに課題が潜んでいるとは思いませんか?

MOCはアジア界最強の異名を持つメンタリスト、ロミオ・ロドリゲスJr.氏に取材。

ロミオ氏は『ズルい恋愛心理術』などの著書で、行動心理の観点から男女の心を丸裸にしてきました。

MOCインタビューでは、アラフィフに向けた恋愛心理術や勝負どきのテクニックをレクチャーしていただきます!

 

 

──今の日本の中高年は恋愛下手に見えます。恋愛に対してピュアになりすぎて、正直な自分を出すのが美徳だと感じているような。

でも恋愛って少なからず駆け引きがあったり、タイミングが大事だったり、ピュア&ストレートではうまくいかない部分もあると思うんです。

 

それはありますね。性教育を含む日本の教育で「自分を出してはダメ。自分を抑えなさい」と小さい頃から教えられていますから、成長しても自分の出し方がわからない。

 

──抑制しすぎたかと思えば急にストレートになったり、不器用ですね。世界的に見て、恋愛で弾ける国というと?

 

国民性でいうとフランスですね。心理戦をよく使うのはアメリカ、イギリスではないでしょうか。

フランスは奔放なのでテクニック云々ではないです。フランス人は「恋愛する!」と思ったらしています。日本人は抑えすぎな面がありますから、見習うのにいいのはフランス。

ですが、恋愛観の違いは国民性によるものところもありますよ。

 

 

 

──国別恋愛傾向、面白いです。ロミオさんが学んだ心理学はどのようなものですか?

 

行動心理学です。メンタリストとしてパフォーマンスをするようになり、そこからいろいろなジャンルの心理学を学んでいきました。

 

──ロミオさんは欧米の心理学を学び、名門・香港大学でメンタリズムの講義を受け持つように。

心理学は幅広い学問のように思えますが、恋愛心理も学問に入りますか?

 

行動心理学は人間の行動に関することなので、ビジネスだけではなく恋愛にも応用できます。

 

──なるほど。ロミオさんが思う日本人に欠けている心理テクニックはなんでしょう。

 

交渉術ですね。

サラリーマンがビジネスをするとなると、本やセミナーで知識や技術を学ぼうとしますが、「交渉術を学びましょう」という声は日本ではあまり聞きません。

交渉術こそが一番重要なのに。

欧米はネゴシエイターのテクニックが確立されていて、主導権を握るには交渉術が必要だと考えられています。

一方、日本では交渉術がなかなか定着していません。

 

 

 

 

──交渉術ですか。海外旅行や海外ビジネスで外国人の圧倒的な交渉術にタジタジになる日本人、というのは確かにイメージしやすいです

 

たとえばアメリカやイギリスは学校でディスカッションを教えています。

小さい頃からディスカッションの授業があり、その延長上に交渉がある。

日本にはディスカッション教育がありませんが、ディスカッションや交渉術さえ学べば主導権は握れるんです。

 

──日本人のビジネスにおける交渉術って、正直どう思われます?

 

とても下手ですね~!

おそらく交渉というスキルが培われる土壌がないからだと思います。

まず、日本のみなさんが思う交渉というと、モノを売り買いするのに値段を段々下げていく。

そういうものではないですか?

しかし本当の交渉術は違います。

交渉とは、お互いの妥協点を見つけること。

日本人が交渉すると、「いかに勝つか」に意識が向きがち。

でもそうではないんです。

 

 

 

 

──相手を屈服させるたり、圧倒的優位な条件を手に入れるのが交渉の目的と捉えていたかも。

 

交渉が目指すのはwin-winでもない、lose-loseの関係です。

お互いがloseできるポイントを見つけます。lose-loseという言葉は一見すると負けに思えますが、そうではありません。

妥協点を定めるポイントを見つけるのが交渉です。

日本では、交渉は勝つためにするものだと教えられているように思えます。

欧米のディスカッション文化では「勝つ=相手を言い負かす」を意味します。

つまり、勝ち負けを結果にすると関係が続かないんです。

交渉術におけるloseは、相手を言い負かすことなくお互いの妥協点を見つけることですから、関係性が続きます。

交渉では勝つことにこだわらなくていいんですよ。

 

 

 

 

──日本人は争うのが好きではないはずなのに、交渉になった途端にケンカ腰。

心理的な不器用さの原因は、交渉下手からきていた可能性がありますね。

対等な関係を構築し継続していくのが苦手なのでしょうか。

 

夫婦関係もそうでしょう。

ケンカしたときは謝ったほうが楽だし、おさまります(笑)。

お互いが謝ろうとすれば関係性が続きますよね。

「オレが正しい」VS「アタシが正しい」では、信頼ある関係性が続きません。

 

──女性は共感してもらえると「嬉しい」と感じる人が多いようです。

この共感力はいかがでしょう。

日本人は「言葉にしなくても伝わるでしょ」という暗黙の了解の文化がありますが……。

 

日本人同士におけるある種の共感力は高いですが、男女間の共感力は欠如していると思えますよ。

男性は「愛していると言わなくてもわかるだろ」。対して女性は「言葉にしてほしい」。

対照的ですから、共感がない。

恋人の別れや夫婦の離婚は、ほとんどすべてがコミュニケーション不足から辿り着く結果です。

 

 

 

 

──共感力を高めるために必要な心理術というと?

 

いろいろな人の性格を知った方がいいです。

エゴグラムという性格分類を学ぶと、生まれ持っての気質や役割などがわかります。

ひとりの人間でもさまざまな側面を持っています。

僕だったらインタビューを受けている今は、いわば表のロミオ。

妻の前ではまた違うロミオがいます。

そういう人間の性格や気質を勉強し、人にはいろいろな性格があると知ってください。

人と会ったときに「この人はこういうタイプなんだな」とわかれば、タイプ別に共感することができるようになります。

共感とはそもそも、自分の性格に合う人としかできないものです。

いろいろなタイプを知っておかないと共感できないというわけです。

性格や気質を学び、ストックしましょう。

 

──人間のストックが頭の中にないと、自分と違うタイプの人に対して「なんだこの人は」とアレルギー反応が出たり、思考停止してしまうということですね。

 

はい。生まれもっての気質などは実にさまざま。

ですから知識はやはり必要なんです。

心理学で相手の性格を知っておくということはとても大事だと捉えられています。

 

──そう考えると、島国日本は多様な人間のタイプに不慣れかも。

立食パーティーで似た者同士で固まっちゃうのが日本人、初対面でもみんなで会話を始めるのが欧米人、という印象があります。

 

勉強していくと人の性格って面白いですよ。

 

 

 

 

──どんな印象を与えると心理的にいいのでしょう。

たとえば笑顔。

美人だけど笑わない女性と容姿がすごくいいわけではないけどよく笑う女性。

どちらにより魅力を感じるかと言われると後者に人気が集まる傾向があります。

諸外国と比較して、日本人の笑顔は少なめでしょうか?

 

そんなことはないと思います。でも街の通りを見ていると、イタリアでは笑っている人がもっと多い。

特に女性は笑顔が大事です。

笑顔の多い女性は圧倒的にモテます。

男性は必ずしもは笑っていた方がいいとは限りません。

自信ある表情でゆっくりとした動作でいるのがいいです。

 

──ロミオさんが思うモテる人の特徴を教えてください。

 

ワンナイトのセックスを求めるならば、顔に傷がある男性はモテます。

男性はメイクで顔に傷を入れるといいでしょう。

 

──えっ。どうしてですか?

 

オスの野性味を傷によって演出できます。

女性がワンナイトのオスを求めるときは、ワイルドでちょっと危険な香りのある男性に惹かれる傾向があります。

人間も動物ですから、メスがオスを求めるときは野性的なものを求めるようです。

これは、実験で出ているデータです。

そのため、傷が魅力的に映ることがあるんです。

しかし結婚には傷が有効的ではありませんよ。

 

 

 

 

──「どうして不良がモテるんだ問題」の理由がわかりました!

外見の自己プロデュースも大事なんですね。

浅黒い肌のちょいワルで、引き締まった体の男がモテるのかな……。

 

外見の好みは人それぞれです。「太っている=モテない」というわけではありません。

女性は、男性の体型をあまり気にしないんです。

太っている男性を「かわいい」と思う女性、筋肉がついた男性を「自分を守ってくれそう」と頼りにする女性、好みはさまざまに分かれますから。

もっと言えば心理的な傾向よりも運動不足が問題です。運動をしないと、脳内から出るアドレナリンやエンドルフィンが出てこなくなってしまいます。

中高年になって自信を失う男性がいますよね。インポなどに悩む男性は多い。ですが運動によって回復する場合があります。

 

──運動によって血流がよくなり、オスとしての野性味もアップする!

 

心技体と一緒です。

心の問題を体が修正することがあります。体を変えれば心も変えられる。

中高年が運動しなくなってしまうと、メンタルにも影響を及ぼしますよ。

 

 

日本人に足りない能力、それは交渉術でした。

相手を敬い信頼関係を構築するためにこそ、交渉術が必要!

次回インタビューでは恋愛で駆使したい応用心理テクニックを教えてもらいます。

写真:横山君絵 文:MOC編集部

 

 

 

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編集・構成 MOC(モック)編集部
人生100年時代を楽しむ、
大人の生き方マガジンMOC(モック)
Moment Of Choice-MOC.STYLE

 

PROFILE

ロミオ ロドリゲスJr

1972年香港生まれ。プロフェッショナル・メンタリスト
2015年日本一を決めるメンタリスト大会「メンタリスト・バトルロワイヤル」初代王者。
2017年、メンタリスト統一王者を決定する「メンタリスト・チャンピオンカーニバル」優勝。
説得術、交渉術のエキスパートであり、ビジネス心理専門家である。
幼いころよりイギリス、カナダ、日本とさまざまな国々で生活し、4カ国語を操る。
相手の心を読み、暗示をかけ、操作をするエンターテイメント「メンタルマジック」を日本に確立させた第一人者。
日本テレビ,テレビ朝日、テレビ東京など多くの全国テレビ出演を果たす。
2009年香港に渡り、経営、マネージメント、ビジネスのゲーム性の面白さに心奪われ、
得意とする心理術との共通点に気付き、独自のビジネス心理方法論を作り上げる。
2010年には香港大学(世界大学ランキング)専修科でメンタリズムの講師として抜擢、
本講義は受講生が教室に殺到する人気授業となり、話題を集める。
香港大富豪、芸能人や著名人など多くのVIPクライアントを持つ。
現在は「ザ・スーパーメンタリズム・エンターテイメント」を主催し、各地で超心理術エンターテイメントショーを展開。メンタリストの徒弟制度を開設し、次世代なるメンタリストの育成にも力を入れている。

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