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飲酒と運転に関する認識不足が明らかに! 企業に求められる飲酒運転の防止対策。

 

 

健康総合企業の株式会社タニタは、2018年11月に全国の20歳-69歳の社用車ドライバー(社用車を運転することがある人)やマイカー通勤者でお酒を飲む習慣がある人計800人と、社員が社用車を運転することがある企業の役員や経営者200人を対象とした「飲酒運転に関する意識調査2018」を実施しました。

社用車を運転しているビジネスパーソンや、マイカー通勤をしているビジネスパーソンは、普段、お酒とどのような付き 合い方をしているのでしょうか。

 

社用車ドライバー(615名)とマイカー通勤者(185名)に、≪翌日車を運転するのに、ついついお酒を飲み過ぎ てしまうこと≫はあるか聞いたところ、『ある(計)』(「よくある」「ときどきある」「1~2回ある」の合計、以下同様)は、社用 車ドライバーでは43.9%、マイカー通勤者では30.3%となりました。

また、自分はお酒に強いと思っている人についてみると、『ある(計)』は58.1%となっており、お酒に強くないと思って いる人(28.7%)の2倍以上の割合となりました。自分はお酒に強いと自負している人ほど、車を運転する前日にお酒を 飲み過ぎてしまう傾向にあるようです。

 

 

 

社用車ドライバーやマイカー通勤者が、翌日に車を運転するのにお酒を飲み過ぎてしまったのは、どのよう なときなのでしょうか?

 

翌日車を運転するのに、ついついお酒を飲み過ぎてしまうことがある社用車ドライバー(270名)とマイカー通勤者(56名)に、どのようなときに、お酒を飲み過ぎてしまったのかを聞いたところ、社用車ドライバーでは、「会社の忘年会・新年会」が最も多く55.2%、次いで、「友人・知人との飲み会」が49.6%、「会社の歓送迎会」が41.1%となりました。また、「そ の他の会社の飲み会」は28.1%で、いずれかの会社の飲み会で飲み過ぎてしまった人の割合を算出すると、71.1%(※3)となりました。翌日に車を運転するのに会社の飲み会でお酒を飲み過ぎてしまったという社用車ドライバーは多いよう です。

一方、マイカー通勤者では、「友人・知人との飲み会」が最も多く48.2%、次いで、「会社の忘年会・新年会」が44.6%、 「会社の歓送迎会」と「イライラすることがあったときの晩酌」が30.4%となりました。

 

 

会社の飲み会でお酒を飲み過ぎてしまったという社用車ドライバーが多いことがわかりましたが、飲み過ぎてしまう背 景には、どのようなことがあるのでしょうか。

業種別にみると、≪飲み会で飲まない人がいると場がシラケてしまうと思う≫では、『そう思う(計)』は、建設業 (25.5%)や不動産業・物品賃貸業(22.6%)、金融業・保険業(21.6%)が高くなりました。

 

 

 

≪先輩や上司からお酒を勧められると断りづらい≫では、『そう思う(計)』は、社用車ドライバーで55.0%、マイカー通 勤者で41.6%となりました。会社の飲み会で飲み過ぎてしまった人の中には、先輩や上司から勧められたお酒を断れず に、お酒を飲み過ぎてしまったという人もいるのではないでしょうか。

業種別にみると、『そう思う(計)』は、建設業で61.2%と他の業種より高くなり、医療・福祉(58.3%)や金融業・保険業 (54.1%)、製造業(53.9%)、不動産業・物品賃貸業(51.6%)では半数以上となりました。

 

 

≪お酒を飲み過ぎても一晩寝れば車を運転しても大丈夫だと思う≫では、『そう思う(計)』は、社用車ドライバーで37.2%、マイカー通勤者で35.1%でした。体質や体格、体調にもよりますが、アルコールがからだから抜けるまでには摂 取したアルコール量に対して一定の時間が必要で、寝ただけでは抜けないのですが、誤った認識により危険な状況で運 転している人もいるのではないでしょうか。

 

 

 

続いて、社用車ドライバー(615名)とマイカー通勤者(185名)に、お酒を飲んだ翌日の運転について聞きました。

まず、≪お酒が抜けきっていないと思いながら通勤や仕事で車を運転すること≫はあるか聞いたところ、『ある(計)』 は、社用車ドライバーでは27.2%となりました。お酒が残っていると感じつつ、仕事中に社用車を運転したことがある社 用車ドライバーは少なくないようです。一方、マイカー通勤者では『ある(計)』は14.1%でした。

 

 

 

 

 

また、社用車ドライバー(615名)に、≪お酒臭いのに社用車を運転している人を見たこと≫はあるか聞いたところ、「よ くある」が1.6%、「ときどきある」が10.2%、「1~2回ある」が12.5%で、『ある(計)』は24.4%と4人に1人の割合となりまし た。危険な状況を見過ごされている実態があるようです。

 

 

次に、≪アルコールがからだから抜けるまでにかかる時間≫について知っていたかを聞いたところ、社用車ドライバー では、「知っていた」が59.2%、「知らなかった」が40.8%、マイカー通勤者では、「知っていた」が50.3%、「知らなかった」 が49.7%となりました。マイカー通勤者の半数は“アルコールがからだから抜けるまでにかかる時間”を知らなかったよう です。

 

 

 

アルコールが抜けるまでの時間は、体格や体質、体調などによって異なりますが、体重が65kgの人の場合、お酒を2合飲むとアルコールが抜けるまで6~7時間程度、3合飲むと9~10時間程度かかるといわれています。

日頃の飲酒量別にみると、2合~3合未満の人でも「6時間未満」(2.4%)といった回答がみられ、3合以上の人では「6時間未満」が1.1%、「6時間くらい前」が8.8%、「7時間くらい前」が6.6%、「8時間くらい前」が17.6%となりました。アルコ ールが抜けきっていないにもかかわらず運転してしまうということがないように、飲酒と運転の間隔を十分に空けるよう 普段から意識することが大切なのではないでしょうか。

 

 

社用車ドライバーやマイカー通勤者、社員が社用車を運転することがある企業の役員・経営者は、飲酒運転に対して どのように感じているのでしょうか。

≪飲酒運転事故のニュースを見ると飲酒運転の怖さを感じるか≫聞いたところ、『そう思う(計)』は、社用車ドライバー では93.5%、マイカー通勤者では95.7%、役員・経営者では95.5%と、いずれの層においても9割半の結果となりました。 飲酒運転による事故のニュースは後を絶ちませんが、飲酒運転の怖さを感じている人は多いようです。

 

 

 

社用車ドライバー(615名)に、職場で行われている飲酒運転の防止策を聞いたところ、「特になし」が41.0%となり、4割以上の企業が飲酒運転の防止策を行っていない結果となりました。

行われている飲酒運転の防止策についてみると、「アルコールの基礎知識を学ぶ機会を設ける」が最も多く27.2%、 次いで、「飲酒運転に対する職場の罰則を周知する」が23.6%、「飲酒運転防止マニュアルを配布する」が23.4%でした。 また、「社用車運転前のアルコール検知器による社内チェックを実施する」は13.8%、「通勤前のアルコール検知器によ る自己チェックを義務付ける」は12.4%でした。

 

 

 

 

社用車運転前のアルコール検知器による社内チェックや通勤前のアルコール検知器による自己チェックを実施してい る企業は1割強となっていますが、アルコール検知器のことを知っている人はどのくらいいるのでしょうか。

≪からだにお酒が残っていないか簡単に調べられる検知器が市販されていること≫を知っていたか聞いたところ、認 知率(「知っていた」、以下同様)は、社用車ドライバーでは59.7%、マイカー通勤者では51.4%、役員・経営者では60.5%となりました。

 

 

 

 

また、≪マイカー通勤者に対し、通勤前のアルコール検知器による自己チェックを義務付けている会社があること≫を 知っていたか聞いたところ、認知率は、社用車ドライバーでは58.0%、マイカー通勤者では46.5%、役員・経営者では63.0%となりました。また、≪社用車を運転する社員に対し、社用車の運転前にアルコールチェックを実施している会社 があること≫を知っていたか聞いたところ、認知率は、社用車ドライバーでは70.2%、マイカー通勤者では61.1%、役員・ 経営者では80.5%となりました。運送事業者では乗務前の点呼で、運転者の酒気帯びの有無を確認する際にアルコー ル検知器の使用が義務化されていますが、社用車の運転についての酒気帯び運転への意識はまだ低いようです。

 

 

タニタでは、今回の調査により、人々の飲酒と運転に関する意識と行動実態を浮き彫りにすることで、自動車の安全運行に対する社会意識を高め、安全な社会の実現とドライバーの健康づくりに貢献していきたいと考えているそうだ。
飲酒運転が増えると言われる年末年始。自身の身体の残留アルコールをチェックし、安全運転を心がけて欲しい。
 

 

編集・構成 MOC(モック)編集部
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